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大和栗園の歴史をふりかえる ~その4~


だいぶ時間が空いてしまいましたが、今回は大和栗園にとって大きなターニングポイントになったテレビ放映についてです。

 

インターネット、スマートフォンの普及から若者のテレビ離れなど言われて久しいですが、まだまだテレビの力は侮れないと断言できるほどテレビの影響力は大きかったです。

 

それは2017年に「昼めし旅」という番組に取り上げていただいたことに端を発します。

 

 

昼めし旅とは

タイトルの通り行く先々で「あなたのご飯見せてください」を合言葉にそこで食べられているご飯を特集するという内容です。

 

余談ですが、ロケ当日はアポなしでテレビクルーの方々が来られたそうです。

 

確かに息子の目線から観ると取材交渉のタイミングで渋ってるような困惑してる表情が見てとれました。笑

 

その番組で取り上げていただき、我が家の栗ご飯はもちろんですが焼き栗や栗の皮むき機について放映していただきました。

 

大和栗園, 昼めし旅
※昼めし旅HPより転載※

テレビの反響はいかに...

 

その日の放映後から問い合わせの電話が鳴り止まず、焼き栗を買いに来た方が行列を成すという大和栗園開園以来の珍事(?)に繋がりました。

 

ちなみ初めてこの時行列を整理するためにベルトパーティションを買いました笑(今は焼き栗の釜に触れないようにバリケード的に使っていますが...)

 

テレビの力恐るべし…

 

その日の夜母と電話しましたが予想を遥かに上回る反響に嬉しいというよりもはや困惑していました。

 

そして今年、2019年にも同じ内容を再放送いただき、さらに多くのお客様に認知していただくことができました。

 

今年も「テレビ見て来ましたー!」というお客様に沢山お会いできたことは本当にありがたいことでした。

 

余談ですが、今年はアニメ クレヨンしんちゃんでも栗ひろいの回が放送されたらしく、それで興味を持ったお子様が栗ひろいをしたい!ということでご来園いただいたケースが多かったです。

 

しんちゃんありがとう!!

 

なぜテレビの取材が来たのか・・・?

 

さて、話は変わりますがなぜ大和栗園が昼めし旅に取り上げていただけたのでしょうか?

 

推測も混じりますが、端的にいえばこれまでやってきた焼き栗の釜を導入したり皮むきを始めたりメディアを立ち上げたりと一連の動きが実を結んだ結果ではないかと考えています。

 

私はテレビ番組を制作したことはないのでその一連のプロセスはわかりませんが、少なからず情報収集の段階があると考えます。

 

例えば、、、

今回で言えば秋だし、旬なモノを扱っている農家さんのところは?

 

→ 栗農家が一つの案になる

 

→ 関東近郊の栗農家を探す(テレ東さんなので)

 

→ 大和栗園を見つける

 

という流れがあったのではないかと思います。(あくまで推測ですが)

 

大和栗園が候補の一つに挙がった=HPなりFacebookで発信してきた情報が届いたということだと思います。

 

 

お客様はどうやって大和栗園の存在を知って来園しているのか?

 

お客様が栗拾い(もしかしたら最初は果物狩りかもしれませんし、シルバーウィーク何しよう、かもしれません)に行こうと考えた時にどうやって数ある候補の中から大和栗園を選んでもらえるのか?そういったところと通じるものがあるなと思います。

 

東京近郊にお住まいの方を想定して考えると、「果物狩り 関東」などで調べるかもしれませんね。

 

そういった中で「茨城に栗ひろい」に行くという方向性が固まり、最終的に大和栗園にご来園いただけるのではないかと思います。

 

先程の取材に来ていただいた流れに似ていますね。

 

なので、

 

メディアの整備 → お客様との接点を持つ、大和栗園を認識してもらう

 

焼き栗や皮むきのサービス → 他の観光農園との差別化、動機づけ

 

といった感じにこれまでのアクションがテレビ放映という結果に紐付いたのかなと感じています。

 

当時はマーケティングがなんちゃらとか考えるレベルではなく少しでも情報発信しよう、サービスを充実させようという考えからの改善の積み重ねでした。

 

今後も継続して試行錯誤を重ねていきたいと思います。